日本映画を代表する豪華キャストとスタッフが集まり、多くの人命を奪う疫病と闘った町医者の愛と感動の実話を描く 本格時代劇『雪の花 ―ともに在りて―』より、本予告映像が到着した。
江戸時代末期。疫病との闘いに人生を賭けた、一人の町医者がいた。絶望の淵で苦しみ、多くの人が命を落としたこの病に、一人立ち向かった町医者・笠原良策は、決意の表情で「私の望みは、人々を疱瘡から救うこと以外にはございません」と力強く断言する。
■『雪の花 ―ともに在りて―』予告編
良策の長く、そして困難な闘いを予感させる予告映像は、苦しむ人々を救うという想いの一心で頭を下げ、患者の声に耳を傾け、声を荒げて現状を変えようとする良策の信念が描かれている。そして、患者たちを救うため、蘭方医・日野鼎哉(役所広司)に教えを乞い、同じく蘭方医で治療法の無い現状を嘆く大武了玄(吉岡秀隆)などの医者たちの姿、それを支える妻や家族の姿が映し出されている。一方で、良策の信念を良しとしていない幕府の役人が罵倒する様子や、何者かに良策が襲われるシーンなども含まれており、物語の重厚さが垣間見える。疫病の治療法を探し求め全国を駆け巡った良策の信念、何十年かかろうとも決して諦めないと誓う彼の芯の強さと志に胸を打たれる予告となっている。
解禁された予告映像を実際に見た松坂からは、「予告だけでも自然が素敵すぎて、自然の音と絵もスクリーンで感じていただきたいです。フィルムだからこその奥行きみたいなものもすごくありましたし、フィルム映画ならではのものが出ていました。」と映像の美しさに感動したとのコメントが寄せられた。芳根は、「やっぱり吹雪(のシーン)すごいですね。あれは本当なんです!と言いたいです。ぜひ大きいスクリーンで観ていただきたいです。」と、良策が治療法を探し求めて全国を駆け巡る中で吹雪に遭う過酷なシーンに言及し、「静かな美しさのある予告だと思います。」と本作が魅せる自然の魅力を語った。
実在の町医者・笠原良策を演じる上で松坂は「資料を読ませていただいて、そこから台本に書き起こされていないものを自分で読み解き現場に持っていきました。それと、監督がとにかく本読みをしてくださったのでそれに本当に助けられました。」と、小泉監督に助けられながらも役作りに励んだと語る。
さらに、良策の妻・千穂を演じた芳根は「監督から、優しさと強さを持ってくださいと言われました。『優しさがないと強くなれない。強くないと優しくなれない。』という言葉が自分にも刺さって、優しさと強さのバランスを考えながら良策をどう支えることが背中を押すことになるのかを考えながら役を作っていきました。」と、小泉監督からもらった言葉が芳根の支えになったと話す。
二人に多大な影響を及ぼした小泉監督が全編フィルムで撮影した実在した町医者の物語。無名の町医者はどのように日本を救ったのか?誰も知らない歴史の真実とは一体?
2025年1月24日(金)全国公開